流通業界…のお勉強。商社は黒くて汚いです
日経MJでも話題に出ている、今年一年を色で例えて見通すと…?という恒例のインタビュー。その中で、唯一バラ色です、と答えた新浪社長(ローソン)。不穏な空気が流れているので、なんとなく記事に。
今年は、前年のタスポ特需の影こそないものの、引き続きデフレの負の軌道にのったままなのです。政治も、正直にぶっちゃけてしまうと創造の前の破綻、でいう破綻の政権になりますし…暗い話ばかり。
電子マネーで先駆者になったセブンやイオンに関しても、連結で減収を示して、どこにも明るい話題がないのに…バラ色。
まあ、裏があるわけです。
外資系のコンビニ、ampmがファミマに吸収される前に、しっかりローソンも手を出していたのですが…。折り合いが付かずに、ファミマが権利ごと買い切ります。賭け、とのことですが、負債分以外に関しては営業拠点、ことのほか、首都圏におけるマーケットの制圧がすすんだ事になります。ampmって、首都圏のみに1000店舗(関東全域です)ですからね。
賭けどころか、王道もいいところです。
そんなファミマ、実はワオンカードも使えるようになっています。
ファミマって、みずほの系列であり、今は、セブンに奪われた西武とは、TOMONYという奇策で手を取り合っている状況。
対して、ワオンが使えるミニストップの親元のイオンは、三菱と仲良しなわけですよ。
現在、敵対しているはずの相手と、見えない部分でつながっている可能性があるわけですね。コンビニとしても、セゾンVSイオンとしてみても、絶対につながるはずの相手が、大元でくっついているわけです…。
そして業界第3位の社長のバラ色発言。単純にみたら、空気が読めてないヘンな人、でおわるところですが…。
ここからは、おおよその予測でしかないですが…。囲い込みをかけたセブンに対して、ファミマ以下、他グループ全てで手を取り合う気配が漂っています。
電子マネーを囲い込みでなく、誘い込みで使う手法は、コンビニオーナー達に参加費用の増大を求める事になりますが、全社共通となれば、メリットも大きいですしね。
もしそうなると、流星さん的には、古い巨大な流れを潰す側にまわっていたかったのですが…。残念ながら、古い巨大なものを変えつつ、守る側につくことになります。主義ではないのですが…。
でも、常に黒い部分を匂わすことなく、強者に屈しないセブンの気質そのものは、流星さん大好きなので…。もう少し、流れに身を任せてみます。正直、政府に尻尾を振り続ける青や黒のコンビニに付く気持ちには、どうにも…。
流通1位VSその他全部の戦争になったら…、きっと苦しい持久戦になるのでしょうね…。セブンは、大きすぎて。完璧すぎて。長年の今の地位の影で、愚昧なオーナー達を生み出す結果になってしまいました。油断している内に、とっくに他社に遅れをとっている事を、皆が知らねばなりませんし、自分たちの責任である事も自覚せねば…。
…きっとセブンは負けますね。大多数のオーナーが、意地や過去の栄光にしがみついていては、必ず敗北します。
規模で負けた瞬間からが、本当の戦いですが。その時、皆の目が覚めているといいのですが…。
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